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子平 四柱推命における身強身弱とは

子平・四柱推命における「身強・身弱」とはどういう意味なのか?
身強は良い運勢、身弱は運勢が悪い。
と思われがちですが、そのようなことではありません。






前回の「子平 四柱推命に関する検索とお問い合わせ」に引き続き
四柱推命の身強身弱に関する記事を、記述させていただきます。


先日も変化干合に、関するお問い合わせをいただきました。
頂いたお問い合わせに関しては、
出来る限り迅速にお返事させていただいている次第ですが、
思うようにお返事できていないのも事実です。

お返事が出来ていない方、誠に申し訳ございませんが少々お待ちになって下さい。

ただ中には、私を試されているのかな?と感じる案件もあれば
他方こちらの持てる知識を吸収だけし、その後無しのつぶての方もいらっしゃいます。
それはそれで構いませんが、ネットとはいえ礼儀知らずだと思います。



さて本題に入ります。
何事にせよ得てして字面や言葉からのイメージで、物事の良し悪しを判断しがちですが
今回のタイトルの「身強・身弱」も
身強だからいいとか、身弱だから悪いというものではなく
子平・四柱推命における、格局判断をした結果そのように分類されるのです。


分類という言葉が、適切かどうか解りませんが
私はこの格局判断という作業は、区分・分類に分けていると思います。


2018・5・10「子平(四柱推命)と気学」というタイトルの記事を記述いたしました。
そこにも概略は記述しておりますが、今回少し掘り下げて書いてみます。


「身強身弱」については、遠回りしてしまいますが後ほど

少々お付き合いくださいませ。




■子平(四柱推命)

子平(四柱推命)は、運命学の中でも命占と言われるものに属します。
四柱という言葉でお解かりになられますように、依頼者様の生年月日時が必須となります。

他の占術のように、姓名等は必要有りません。
ただし、生時は必須となります。

・何故、生時が必須となるのか?
ここがキーポイントとなるのですが

子平(四柱推命)では、生年月日時から依頼者様の命式を作成いたします。
時が解らねば三柱となり、正確な占断を下すことが不可能となります。


その理由というのは、
四つの柱の天干・地支の相互関係から、格局を求め
依頼者様の運命・運勢を推し量るためです。

この格局というのが、冒頭に述べました区分・分類にあたります。



では、具体例で三柱と四柱の命式で見てみます。

皆様良くご存知の
ラストエンペラー愛新覚羅 溥儀 の命式を例としてあげさせて頂きます。
ちなみにこの命式は、香草社の佐藤六龍先生著 「四柱推命命式実践命譜」から、ご拝借させていただきました。


簡単に「愛新覚羅 溥儀」について
(あいしんかくら ふぎ、アイシンギョロ・プーイー 1906年2月7日 - 1967年10月17日)は、
大清国第12代にして最後の皇帝(在位:1908年12月2日 - 1912年2月12日)

中華圏最後の皇帝であり、その生涯を題材にした映画から『ラストエンペラー』として知られる。
幼帝として2歳で清朝皇帝に即位し、元号から宣統帝と称される。
辛亥革命後は遜清皇室小朝廷として大清皇帝の尊号で保護されるも張勲復辟事件で復位して12日間で再び退位。

その後は紫禁城に住むことを許されるものの、北京政変で紫禁城を追われてしまう。
さらに当初庇護を受けようとしたイギリスやオランダ公館に庇護を拒否されてしまい、天津の日本租界で日本公館の庇護を受けた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


愛新覚羅 溥儀



・愛新覚羅 溥儀 命式
出生時刻に関しては、命式からの私の推測です。

溥儀命式 四柱


上記が出生時刻までが、解っている場合の命式です。


この命式から解る事。(格局の取りかただけを記述します。)
★各種さまざまな流派がありますので悪しからずご了承ください。

・身弱の内格
  喜神 ⇒ 水 金
  忌神 ⇒ 木 火 土

日主が壬水
月令が甲木のため、日主は月令を得ていない。
時干と日主は互いに壬のため助け合わない(比肩)
日主が弱く年柱の丙火(偏財)が強い
ただし、月柱の庚金(偏印)で多少助けられています。

子平(四柱推命)にしろ運命学というのは、日主(自分)に対して他の干が
どのように作用しているかを軸に見ていきます。
以前にもお伝えさせて頂いております、五行の相生・相剋・比和が大切となってきます。
同様に天干に対して地支も、日主(自分)に対する作用を見ていきます。


この命式の場合(地支だけでみますと)
・年柱支 午 ⇒ 火
・月柱支 寅 ⇒ 木 火
・日柱支 午 ⇒ 火
・時柱支 寅 ⇒ 木 火

よって、日主(自分)を助ける物が一つも無く、自身の身を削るものばかりです。
簡単に申せば、エネルギーを吸い取られるばかりとなっております。

よってこの命式では
  喜神 ⇒ 水 金
  忌神 ⇒ 木 火 土  となります。

ただし行運によって変化いたします。
それが大運・年運といわれているものです。
当然のことながら、毎年、干も変われば支も変わるわけですので。
ご参考までに、今年の干支は己亥です。
己というのが干で、亥というのが支になります。

単純に己亥がこの命式には、あまり良いようには作用しないです。
・己 ⇒ 土   日干 ⇒ 壬  (土剋水となります。)

・亥 ⇒水 木 
多少日干に対して、よい影響を及ぼしますが
悲しいかな月支の寅と支合となり、結果無作用となってしまいます。



ついで三柱での命式を掲載いたします。


溥儀命式 三柱

出生時刻が抜けています。

例えば、時柱に丁寅がくればどうなるか?
まったく命式が変わってしまいます。

時干の丁と日干の壬が干合し、かつ月令が甲なので変化干合します。

変化後(読みにくいですが横に並べます。)

年 丙午
月 庚寅(甲)
日 甲午
時 乙寅

このように全く違った命式となります。
これには、定義が有ります。(重要です)

★生年月日時から出した最初の命式で、日干との変化干合がある場合日干も変化させます。

この変化した命式なりますと 

・身強の内格となります。
  喜神 火 土
  忌神 木 水 金

何を申し上げたいのかといいますと
子平(四柱推命)においては、生年月日時まで正確に解らねば全く異なった
結果が出てくるという事です。


また、「身強・身弱」につきましては「愛新覚羅 溥儀」の命式で
正式な命式での格局を求めた結果 ⇒ 身弱の内格

仮想の命式での格局を求めた結果 ⇒ 身強の内格 という結果が出ました。

どちらも「愛新覚羅 溥儀」です。
このように少しの違いで、その方自身が大きく変わってきます。

「身強」が良いとか「身弱」が悪いとではなく
それは一つの物差しで見た区分・分類分けとして捉えていただき思います。
身強の場合の喜神・忌神の取りかたと、「身弱」の場合の喜神・忌神の取りかた
の違いが出てきますので、その方の運勢も大きく変化してきます。

最後に生時が解らないときはどうすればよいか?
以前にも掲載させていただきました ⇒ 出生時推定法があります。
しかしプロの術者さまは、あまりこのような事をされてられる方はいないと思います。

決められた、もしくは決めた時間内で判断しなくてはならないので
そのような不要な時間を取りません。
依頼者様の形振り(観相)で判断していきます。

私にはまだまだそれが出来ませんので
生時が不必要な数理推命陽数象意を軸に占断を下していってます。



長々と綴り
貴重なお時間を拝借し大変申し訳ございませんでした。
本日も有難うございました。














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数理推命 陽数象意

陽数象意

Author:陽数象意
数理推命陽数象意

数理には数霊が宿り,
・誕生(生年月)=先天的、
・姓名(命名)=後天的な要因を
元に6つの数字を導き出し

今・将来を知り転ばぬ先の杖としてご活用頂きたい術です。


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